現象
セミナー配信ツールで映像配信を開始しても、数秒経つと【配信を停止する】にならず、再度ボタンのステータスが【配信を開始する】に戻り、映像配信ができない。
回答
原因
セミナー配信時にハードウェアエンコード(デフォルト設定)※1を使って、セミナー配信するには、映像配信用のPCがQSV(Intel® Quick Sync Video)※2 に対応している必要があります。
本現象がおきた場合は、映像配信用のPCがQSVに対応していない可能性があります。
回避策
セミナー配信ツールの"ローカル設定"のタブ内の「HTML版の配信にハードウェアエンコードを使用する」のチェックを外して、セミナー配信(ソフトウェアエンコード ※3 での配信)を行って下さい。
■ソフトウェアエンコードでの配信方法
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歯車の設定ボタン>ローカル設定をクリックします。
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HTML版の配信にハードウェアエンコードを使用するのチェックを外します。
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【配信を開始する】をクリックします。
※1
パソコンのGPUを使ってエンコードします。(多くのPCにはCPUにGPUが内蔵されています) そのため、CPUへの負荷を少なく高速に処理することができます。
※2
QSVは2011年1月9日Intel社により開発されCPUに搭載されました。そのため、それ以前に販売されたPCでは対応していません。また、NVIDIA GeForce(ジーフォース)とAMD RADEONのGPUが搭載されているPCも対応していません。
※3
パソコンのCPUを使ってエンコードします。ハードウェアエンコードと比較すると処理速度が劣る場合があります。
■参考情報
インターネットで動画を配信するときには、様々なブラウザや端末で閲覧できるようにするために動画ファイルを「エンコード(動画を圧縮、変換すること)」する必要があります。
エンコードには「ハードウェアエンコード」と「ソフトウェアエンコード」の2種類がありますが、GigaCastでは初期設定を「ハードウェアエンコードを使用する」にしています。
トラブルが解決しない場合は?
本記事でご案内している内容で解決ができなかった場合は「解決できない場合は?」ご確認ください。